パンの美味しい食べ方・保存方法
焼きたてのパンが美味しいのは言うまでもありません。
特にクロワッサンやデニッシュ、フランスパンなどは、遅くてもその日の夕方までには、お腹の中に片付けてしまうのがよいでしょう。あんぱん類ももちろん、10時にお店が開くと同時に買って、帰り道歩きながら召し上がるとよいでしょう。地粉パンも焼き上がりの時間を狙って、紙袋に詰めて帰り、そのままお昼にしてしまうとよいでしょう。
では、それが不可能な場合。
完全にさめてから、蓋のある箱―缶でもプラスチックでも箱の匂いの移らないものに入れて置いて、なるべく早く召上がって下さい。箱が無ければ、皮は柔らかくなりますが、ビニール袋でも結構です。召し上がる前に軽く焼くと焼きたてに近いものになります。オープントースターで焼くことが多いと思われますが、フライパンで焼くのも美味しいものです。蓋をして焼けば乾燥焼きをふせげます。また、固くなったパンを蒸すと、もちもちと柔らかくなりまた違った食感で美味しく召し上がれます。
ライ麦や全粒粉が入ったパンや、ドライフルーツやナッツの入ったパンは、焼きたてはもちろん美味しいですが、焼いてから少し日がたつと生地が落ち着き味に深みが出て、これがまた美味しいので、お好みのタイミングでどうぞ。もっと日をおいて召上がる場合、1日2日でしたら冷蔵でもかまいませんが、それ以上置くのであれば、冷凍してしまう方がよいでしょう。スライスして、1枚づつラップにしっかりくるみ、冷凍保存用の厚手の密封袋に入れて冷凍すると、少しづつ取出し易く便利です。小さいパンでしたら密封袋にいれ、中の空気をよく抜いて冷凍します。いずれにしても、のんびり冷凍は味を損なうので、急冷凍が好ましいです。冷凍室から出したパンにさっと霧を吹いてトーストすると、美味しく召し上がれます。保存期間は、冷凍といっても家庭用の冷蔵庫では、1カ月位までをめやすにするのが無難でしょう。